病気というよりは、”ビョーキ”とカタカナで書いた方が相応しいが、
彼女は自分の毛を抜くのが滅茶苦茶に好きだ。
一番、酷かったのは、中学生の時で、まゆ毛も睫毛も全部、手で抜いてしまった。
髪の毛も、余り頻繁に抜くものだから、後ろアタマに直径15センチほどのハゲが出来た。
ハゲ隠しには黒のマスカラを使っていたという情けなさ。
一体、何が楽しいんだか?
…。
いや、彼女自身はマジで楽しいのである。
”らっきょのような毛根がくっついてきたら、当たり♪”
”先細りに抜けた時には、外れ”
”破れた皮がくっついてきたらば、最凶…”
なんて莫迦なことを、大真面目に、今でも! やっているのだ。
大人になって忙しくなってきたので、”抜毛"の誘惑を押さえるべく、
無駄毛は器械で脱毛してしまい、髪の毛は抜きにくいように束ねてあるが、
それでもビキニラインなんぞは、相変わらず手作業で抜いている。
たまに熱中し過ぎて風呂場に何時間も籠もり、
夫を心配させた挙句に風邪も引くという、最高スペシャルおバカである。
実は他人の毛を抜くのも異様に好きなのだが、
大抵、相手から阻止されてしまい。 残念でならないようだ。
あ〜、バカバカ…
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