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”私”という名の”彼女”

 

”彼女”は私であり、”私”は彼女である。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 



 
2002年01月06日(日) 悪心・動悸異常と、その対処法




彼女は、昨晩、酷く落ち込んでしまった。
背中には冷や汗が走り、脈がおかしくなるのが自分でも解った。
父方は全員心臓疾患で死んでいるし、実父も狭心症でニトロの錠剤を持ち歩いている。

 『こういう時に心電図をとれば、何か異常が出るのか知らん?』

彼女はボンヤリと、そう思っていた。
人間ドックの結果は、毎年、彼女に”パーフェクト健康体”とのお墨付きをくれる。
その割に悪心と動悸変調がしょっちゅう出るのは、自律神経が”自律”を放棄しやがったせいに違いない。


落ち込みの理由は、詳述に値しない。
彼女の心のアンテナは、あさっての方向にばかり長々と伸びていて、ごく些細なことで落ち込むシステムを構築している。
特に言葉には敏感だ。
(”言葉尻をあげつらう”との説もあるが?)
今回も、普通の会話のやり取りの中で、彼女は傷ついてしまった。 だから、相手は決して悪くない。

 …

さて、彼女は廊下の掃除を始めた。

落ち込みの原因究明も、分析も終わった。
後は、何とかして気分を上に向けるだけである。
そういう時は、ルーティンワークが一番だ。

言葉で傷ついてしまった時は、左脳を麻痺させて、右脳を働かせる方が良い。
運動するのも良い、買い物に行くのも良い。
とにかく、彼女を傷つける”言葉たち”からは離れた方が良い。

 (数時間経過)

どうにか動悸を正常に戻した彼女は、夫の帰りをひたすら待った。
彼には、やってもらわねばならないことがあるのだ。

 …

夫、帰宅。
彼女、とにかく、彼にじゃれ付く。抱きつく。
押し蔵饅頭をして、彼の口角のあたりを はむはむ する。
耳も食む。

 「落ち込んでるの。慰めて!」

彼女は彼に訴え、お腹や背中をくすぐって貰う。
抱きしめて布団の上をゴロンゴロン転がして貰う。
そうして、声を出して キャァキャァ 笑う。
これで、やっとこさブルー脱出だ。



 ===

 
 
落ち込んだ状態から一人で立ち直る術は、今のところ、彼女にない。
本当に信頼する相手からのスキンシップが、いつだって必要なのだ。
 

 『両親が死んで、夫にも先立たれたら、どうしよう?』


そう考えると、彼女は泣きたくなる。
だが、


 『その頃には、狭心症で、もう天からお迎えが来るよね♪』


と、すかさず思い直し、安心して眠りに就く。

因みに彼女の夢は、心臓発作でポックリ逝って、出来れば鳥葬にして貰うことなのだった。
全く、思いっきりやっとれん…。
 


 

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