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”私”という名の”彼女”

 

”彼女”は私であり、”私”は彼女である。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 



 
2002年01月12日(土) 虚弱”心”質に生まれて、得したこと♪

昨日は何も書いていなかったのに、readmeの情報によるとココを読みに来て下さった方が20人もいたんです。 (うわぁ、スイマセン! 寝てました。)
”彼女”のことを気にかけてくださる方が、2ケタもいらっしゃるとは嬉しい限り。
これから、強迫観念やら、先端恐怖症・高所恐怖症・鬱・過敏性大腸炎・難聴・眩暈・耳鳴り・神経性胃炎・尿漏れ・神経痛などなど、まだまだ色々なビョーキの話が続きますが、千話語り終えるまで御付き合いいただければ幸いと存じます。 さて、本題!

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彼女は普通より ”ちょっとだけ” 知覚過敏な心の持ち主です。
他人との関わりの中で傷つくのが怖いので、自分で留守電やファクスを調べることが出来ず、封筒も開けられず、メールボックスも”怖い”題名のものがあるとすぐに閉じてしまうほどのヘタレ。 
でもちょっとだけ得しているのは、 ”同じく心に重荷を背負ったヒトに対して、謙虚な気持ちで向かい合える” ということなのです。


彼女は、弱いヒトに対して ”ガンバレ!” と言う人が嫌いです。
無論、当人は良かれと思って応援してくれているのでしょうが、本当に苦しんでいるヒトに、何をどう頑張れと言うのでしょう?

自殺を考えるほど落ち込んでいるヒトに対して ”逃げちゃダメ!” なんて説教するヒトは、もっと嫌いです。
”アンタ、何様!?” と、無性に腹が立ちます。
是非、一度、不幸のどん底に叩き込まれてみてほしいものだと思います。

”わかる、わかる!” と、安易に同意するヒトも、残念ながら苦手です。
相手を慰めようと意図した台詞でしょうが、これでは軽薄すぎます。
大体、ヒトに他人の何がわかるというのでしょう?
上っ面だけ舐めて、誰かを理解した気になってはいませんか?
その優越感に満ち満ちた、傲慢な態度が嫌なのです。

誰かと苦しみを分かち合う意思がおありなら、ただ側にいて、一緒に泣いてあげて下さい。
”私はアナタの味方ですよ” と意思表示するに留めて下さい。
こちらから相談を持ちかけない限り、間違っても説教なんかしないで下さい。
幾ら心が弱いからって、常識ぐらいはあるんです。
正論を開陳されても気がめいるだけ。 思わず殺意が芽生えますから。

 …

さて、”私”は教師です。
落ち込んだ学生を見つけると、”彼女”を思い出してしまって、途端に物凄く悲しくなります。
だから、ただ黙って相手を抱きしめて、
 ぽんぽんぽんぽん 
肩を叩いて、気がすむまで泣いてもらって、それから
 「愚痴だけなら聞けるよ。」
と、言うことにしています。
でも相手に話す意思がないときには、それ以上、突っ込みません。
カウンセリングなんて、死んでも勧めません。
ガラスより脆く・雲より高いプライドの持ち主である”彼女”のおかげで、上からモノを言われたときのムカツキを、私は知っているからです。
カウンセラーとなんて、話したいヒトだけが話せばよいのです。
その気がないヒトに治療なんて、勧めるだけ無駄だということを、普通のココロの持ち主にも知ってほしいと思います。

さて、相手の学生の方ですが、
愚痴を言って、すっきり・しゃっきり! すぐ笑顔に戻ってしまうヒトもあり、
私なんぞに愚痴を言ってもどうにもならず、落ち込み続けながら、それでも段々と立ち直るヒトもあり、
そのまま立ち直れずに、遂には学校をやめていくヒトさえいます。

私は自分がヒトの助けになれるなんて、自惚れる程バカではありません。 私の行為は自己満足です。
”教師”などという矮小な存在が、学生の助けになることは極まれなんです。 当たり前です。
ただその”極まれ”に自分が巡りあった時、
私は、

 『ああ、虚弱”心”質に生まれて、得したなぁ♪』

と、暫し、ココロに虹を見たような、そんな思いに浸れるのでした。



 


 

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