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”私”という名の”彼女”

 

”彼女”は私であり、”私”は彼女である。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 



 
2002年01月16日(水) 私ってば、メニエール病?


沙亜子さんの日誌もあったことだし、火事の思い出を書きたかったのですが、何故かキーボードに向かうと物凄い眩暈と耳鳴りに襲われる私。
『こりゃまだ ”火”に関しては、私の中での客体化が不完全だということよね。』
 …というわけで、この話題は千日目あたりまで延期して、今回は、難聴と眩暈・耳鳴りの話。
(今回も”私”の話で恐縮です。)

 ===

私は、年に数回、あるいはストレスがかかると一日に何度も、耳鳴りを伴う眩暈を起こします。
耳鼻科で聴力検査をすれば、低音部の難聴が判ります。

 …と、ここまで書くと早とちりな方々は
 「すわ、”メニエール病”!(現段階では、原因不明・完治不能)」
と、ショッキングな告知をしてくれたり、お見舞いメールを下さったりするのですが、ちょっと待って!

メニエール病と、私が患っている"メニエール症候群"という通称(正式な診断名ではないというところに注目!)を持つ症状とは、違った判断基準を持つ、異なった病気なのです。
私は、眩暈の間も 目をつぶって片足で30秒以上立っていられるし、眩暈には悪心・嘔吐も伴いません。
投薬されるのは、アデホス(代謝促進剤)と、メチコバール(ビタミンB12製剤:末梢神経障害の治療剤)と、セレナール(マイナー精神安定剤)&胃炎持ち用のセルベックスだけ。
難聴は極軽い程度なので、ステロイドも、イソバイド(利尿剤)も出ていません。
つまり、”メニエール病” じゃないんです。
御安心くださいね♪


 ===

さて、一昨年、最初の眩暈発作を起こした私は、かかりつけの内科に紹介された某有名大学病院に参りました。
問診のやり方さえよくわかっていない研修医の大群にあたった私は、それだけで憂鬱でしたが、まぁ大学病院てなそんなもんなんでしょう。

学生: 「御家族の既往症を教えてください。」

私:  「その場合の家族というのは親族の何親等まで含まれますか? 
病気というのはどの程度のものまで言えばよいのですか?
何年前まで遡って答える必要がありますか?」

 …。

学生は側にいた指導医に助けを求めてましたが、イジメのつもりで質問したんじゃありませんよ。 念のため。
さて、その病院では二回目の発作が起きた途端。

 「メニエール病ですね。 コレ、治りませんから、発作が起こらないように努力していくしかありませんよ。」

と、スーパーのレジの姉ちゃんが

 「はい、五百二十円になります。」

とでも言うような、機械的な口調で告知してくれました。
県にもよりますが、”メニエール病”は難病指定の怖い疾患です。
眩暈発作を繰り返しながら段々と聴力を失っていく病…。

それを聞いた私は、 ぐわぁん! と、眩暈がしましたよ。
私、語学屋なんですよ。 耳が聞こえなくなったら、職業的アイデンティティーが根こそぎ崩壊しちゃうんですよ。
大体、メニエール病の遺伝要因というのは否定されていないんです。
私は子供を作っていいの????

 クラクラクラ…

腰が抜けそうになりながら、とにかく両親に電話。
医者コネクションで日本有数の眩暈専門医を紹介してもらい、再検査の問診で

 「は、メニエール病? 誰が言った? どこのヤブだ、それ?」

と、あっさり病気を否定されるまで、私の眩暈と耳鳴りは続きましたよ。 全くなぁ…。

 ===

さて、今回の教訓。
「病は気から」じゃなくて、

  「病はヤブ医者の賜物」


 …語呂悪すぎだよ。 ではでは、



まりぃ。@参考文献: ISBN4-8327-0602-0
馬場俊吉:『専門のお医者さんが語るQ&A  めまい・耳鳴り』、保健同人社、1998
 





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