2002年01月23日(水) |
誰の手? (デジカメで写そう♪ 登別心霊オフ1) |
(こちらから御読み下さい。)
実は私、17歳のとき車に撥ねられて”何か”が変わるまでは、驚異の霊感体質だったのです。
愛読させていただいている『鬼見の子』の五見さんとは異なり、自分では”見えない”霊と”物理的交渉”を持ってしまう、結構危険なタイプでした。
(或いは私のことを好く魂に、騒霊が多いというだけの話かもしれませんが)
例えば、授業中に頭を捉まれて机に ガンッ! と叩きつけられたり、
廊下を歩いている最中に足をつかまれて一歩も動けなくされたり、
ベッドから引き摺り下ろされたり…。
端から見ているヒトには、私がふざけているとしか思えません。
よく、注意されました。
「こら! 何やってんだ!?」
「まりちゃん…? 何で止まるの?」
やってるんじゃありません、やられてるんです。
止まってるんじゃありません、止められてるんです。
私の意志はそこに介在しません。
大人の手、子供の手、時には赤ん坊のような無数の手の感触が、何の前触れもなく身体に絡み付き、色々な悪戯を仕掛けてきていたのです。
それらは生々しく、ときには温かく、余り幽霊という感じはしませんでした。
誰か、生きた人間が私をからかっているんじゃないかとさえ思いました。
だから、彼らを恐いと思ったことはありません。
ただ一回を除いては…。
…
その日、私はいつものように金縛りにあっていました。
一日、2・3回は動けなくされていた時期なので、『ああ、またか?』 という感じで、気にも留めません。
その時、私のふくらはぎに捉まろうとしていた無数の手は、子供たちのもののようでした。
”もみじの手”といった感じでした。 冷ゃっこくて、気持ちいい♪
だから、私は珍しく、霊に耳を傾けてみたのです。
「ねぇ、何しに来たの?」
私は尋ねます。
するとラジオのノイズに似た、珍しい種類の耳鳴りがしてきました。
そしてその雑音の中に、子供の声が混じり始めます。
『…よ。』
彼らの言葉でした。
黙読の時と同じで、実際には私の声質がそのまま跳ね返ってきているのでしょうが。
『遊ぼう。』
最初はもやもやだったそれは、少しづつ形を成してきます。
私は更に集中しました。
彼らは楽しそうに話しかけてきました。
『ねぇ、”一緒に”遊ぼう♪』
…出たぞ、禁断の ”Join us”!!
このままでは、”引っ張られ”ます。
私は、急いで
「やだ!」
と、言いました。 交渉決裂。
これ以来、私が霊の声を聞いたことはありません。
===
さて、今回の御話。
お泊りオフなどというのは、初めての経験です。
ただでさえ神経がヒトより2・3本多めな私。
ヒゲ部員は皆、優しくて気さくな人ばかりだし、今まで何回もチャットで話している仲なのに、昼食に寄った焼肉屋で、私はちょっと不安になっていました。
『話が合わなくなったら、どうしよう?』
『これから30時間以上、間が持つかな?』
楽しい談笑の合間合間に、そんなことを考えていたアホは私です。 スイマセン! >ヒゲ部一同
一緒のテーブル(こともあろうに円卓)を囲んでいたのは、
霊能力者と言った方が相応しいくらいに霊感体質の組合長、
霊力の自覚は全くないけど物凄いオーラを出しまくるタッカーさん@善い人、
お化けと全く縁がなく・性格良く・可愛いぱんだひゃん♪ &私 の計4名でした。
皆してバカ話。 よく笑いました。
食べ放題の焼肉も2皿目が終わりかけ、ペースがだれてきた頃です。
右側から入ってきた”誰かの手”がテーブルを ダンッ! と叩きました。
大きな音がして、テーブルが ”ぐわん” と揺れます。
『うるさくしすぎたかな?』
そう考えた私は、その”誰か”に謝ろうと、右側を見ました。
…誰もいませんでした。
正確には、2メートル弱離れた位置、別のテーブルに北の侍氏が座っていました。
でも彼が私の目の前を叩いて、元の位置に戻るには、時間がなさすぎると思いました。
「今、ここ、誰かが叩いて行ったんだけど?」
私は、皆に尋ねました。
「あ、見えたんだ?」
私の目の前にいた組合長が、真顔になります。
一瞬テーブルが上がったので、下から”誰か”が突き上げたのだと思ったのだそうです。
私の側が沈んだのですから、組合長側が上がるのは理にかなっています。
でも、タッカー氏もぱんだちゃんも、テーブルは動かなかったし、音も聞こえなかったと言いました。
その方が、道理です。
焼肉屋のテーブルは設置式なのですから、考えたら動かしようがないのです。
これが、”登別心霊オフ” 始まりの合図でした。
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