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”私”という名の”彼女”

 

”彼女”は私であり、”私”は彼女である。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 



 
2002年01月26日(土) 心霊写真大豊作(デジカメで写そう♪ 登別心霊オフ4)

(こちらから御読み下さい。)



もう ”カミサマとその眷属”への義理を果たした我々は、男子部屋で寛ぎまくっていました。
部長がPCを立ち上げてメッセンジャーで遊んでいるので、私もVAIO C1SとAirH"とを貸し出します。
登別の温泉くんだりまで出掛けておきながら、何時もどおりのチャットを愉しむヒゲ部員達…。
”IT革命万歳” というよりは ”ネットジャンキー・カミングアウト” な気がしないでもないんですが、どうよ。

”日記のネタになる光景だ” というので、emipuriさんがスナップを沢山撮っていました。
私と組合長は、”発泡酒+ミカンジュース・カクテルの是非” について議論していました。 maimaiさんは、私の後ろ。
ぱんだひゃんと、タッカー氏は、同じ空間にいるにも関わらず、PCと電話回線を介したチャット。 部長はその後ろで、今回不参加のtakumiさんと電話。 北の侍さんは、少し離れたところで1人マタ〜リ。

このまま何事もなく、夜は更けていくはずでした。
ところが、写真のチェックをしていた emipuriさんと部長が、突然、騒ぎ始めます。

 「何コレ?」
 「水玉。」

 …意味不明。
何だ、何だ? と、全員が emipuriさんのデジカメを覗き込み、それから 
『あっ!』 と声を上げました。
こぼしたミルクが乾いたときのような、白っぽい半透明の水玉が、写真のあちこちを漂っているのです。
そして、窓から伸びた白い霧のようなものが maimaiさんの身体を半分覆っているではないですか!

最初はデジカメの故障を疑いました。
(emipuriさんのカメラにウーロン茶をぶちまけたのは私だし…)
しかし、写真一枚一枚に出てくる水玉の位置も大きさも数も濃さまで違うこと、ヌイグルミや御菓子の写真にはその水玉が写っていないことから、我々検証班は興奮します。 

   『もしかして心霊写真?』


全員がデジカメを出し、部屋の中を撮影。
すると、

 「きゃぁ、写ってる!」
 「見てみて、水玉!」

阿鼻叫喚状態…。
唯一webへの実況中継が可能な私のVAIOを除く、全てのカメラに例の ”水玉” が写るのです。
最初は何が起こっているのか解りませんでした。
フラッシュの異常か、反射の具合か?
電気を消してみたり、フラッシュを止めてみたり・焚いてみたり、とにかく様々な検証を重ねます。

しかし、最後まで心霊現象に懐疑的だった北の侍氏の ”定点・連続撮影” によって、我々はその ”水玉”が ”未知のもの”と認めざるを得ませんでした。
膝を三脚代わりに固定したカメラから連続して撮った4枚の写真の中で、”水玉” は、その大きさを変え、位置を変え、動き回っていたのです。




 「風呂場の写真、撮ってこよう!」

タッカー氏が勢い込んで出かけます。
”プールの中に何かいる気配がする” という背景を知らない人が見たら、軽犯罪法違反で逮捕されかねない状況だったと思うのですが、それを引き止めなかったどころか彼について行ってしまった私はアホですか?
(流石に男湯には入りませんでしたが…)

ところが、”水玉”がいないのです。
例のバーも、気味の悪い階段も、風呂も、廊下も、全て撮影しましたが、”水玉”は一つも写りません。
何故か ”水玉”が撮れるのは、皆が集まっている部屋だけのようなのです。
霊の通り道になっていた隣の女子部屋にさえ、”水玉”はいませんでした。


部屋に戻ると、既に ”水玉”に飽きた ぱんだひゃんが寝落ちしていました。
その他の ”霊感ないぞ組”も撮影放棄状態。

『窓とか、天井とかの写真ばっかりで、後から見てもつまんない。』
至極、尤もな理由であります。
全員がダレました。

もう諦めかけた組合長が、”最後の一枚” とばかりに、ぱんだひゃんを写します。
すると今度は、中々ショッキングな写真が撮れました。

床から伸びている白いモチの様な物体が、ぱんだちゃんの頭(?)を突き抜けて壁に飛び込んでいます。
というか、ぱんだちゃんの髪を模したカツラをつけた ”モチ” が壁に向かって突っ込んでいるような感じです。
その ”モチ” の実体化は大したもので、ちゃんと背景に影が映っていました。
因みに我々のグループに 白い服を着たヒトはおりません。


 「すげー!」

 「”アンビリバボー”に送る?」

皆は一時興奮しましたが、すぐまたダレました。
我々の使っていたのは、デジタルカメラです。
写真は幾らでも修整可能。
”水玉”・”モチ”画像くらい、Photoshopでレイヤーを重ねれば、簡単に出来てしまいます。
誰一人アナログカメラを持ってきていなかったこと、”写るんです”さえ買えない状況にあったことが、未だ残念でなりません。


 「ちょっと、外の写真撮ってくる!」

これに気を良くした(?)組合長と ”霊感あるぞ組”は、外の撮影に向かいました。
しかし、”霊感ないぞ組”と私は、部屋に残って 『お笑いオンエアバトル』を鑑賞します。
ぱんだひゃんは既に寝ています。
もう ”水玉”には食傷気味。
だから、


 「凄いの撮れたよー!」

と、撮影隊が帰ってきたときも、
『はぁ、そうですか。』 という感じでした。
かなり眠かったのかもしれません。


 「”水玉”は、天井の方に溜まってたでしょ?
 だから、三階の配膳室に行ってみたんだけど、ホラ!」

組合長が写真を見せてくれます。
すると、電気が消え、誰もいないはずの配膳室の窓に、顔をぺったりくっつけた ”ヒトに似たもの” が写っていました。
そいつは、小さな目をでっかく見開いて、こちらを覗いているのです。


 「でもコレ、ヒトの霊じゃないですね。
 なんか、”水玉” が一杯集まって、ヒトの顔を無理やり作ってみた感じ。」

私は言いました。
顔の中に粒粒が見えるというよりは、顔が粒粒で構成されている上、目鼻輪郭のバランスが崩れきっています。
ゴッホの初期のデッサンより情けない。
それに、顔の表情が怖い割には、ちっとも悪意を感じませんでした。
例の ”水玉”が、我々の気を引こうと、一生懸命努力したとしか思えません。

ここで我々は、完璧に ”水玉”への興味を失いました。
そして、その後撮影された写真に、”水玉”は極わずかしか写っていなかったのでありました。(注)
 




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同行者のオフレポも合わせて御楽しみ頂ければ幸いです。
組合長コレ(浮遊霊付)
emipuriさんコレ
maimaiさんと北の侍さん合作のコレ
ぱんだひゃん
部長オフレポ

注: ということは、空気中の埃にフラッシュが反射して写った水玉という説も否定されますね。
(フラッシュ焚かない写真も、当然、撮ってみましたしね。)

 


リリカル鬱日記:『まりりん32』@Pika del giorno d'altri tempi

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